2017年以降、なにかと世間を賑わしている仮想通貨ですが、最近、ビットコイン以外の「アルトコイン」の中で、注目されている仮想通貨があります。
その仮想通貨とは、「リップル(XRP)」です。
アルトコインとは
アルトコインとは、Alternative Coin(代替のコイン)の略で、ビットコイン以外の暗号通貨(価値記録)の総称です。
ほとんどのものは、ビットコインを基にしたものであり、根本的な仕組みはビットコインと変わりません。
全世界で 1,500 種類以上のコインが作成されていると言われています。
代表的なアルトコインに、イーサリアム、ライトコイン、日本発祥のモナコインなどがあります。
*ネイティブ発音的に「オルトコイン」と呼ぶこともあります。
出典:https://bitflyer.com/ja-jp/glossary/altcoin
そんなアルトコインの中でも、他にはない特徴で注目を集めているのがリップル(XRP)です。
リップル社のネイティブトークン(仮想通貨)は、XRPと表記されます。
RippleNet
もとはGoogle が出資したことで話題だったリップルですが、2018年に入り、さまざまな企業との提携のニュースもよく聞かれるようになりました。
リップル社は、この数ヶ月間に、世界中の様々な金融機関との橋渡しや、パートナーシップを構築してきました。
サウジアラビアのナショナル・コマーシャル・バンク(NCB)、アメリカのPNC、そして、日本の大手金融機関SBIホールディングスなどです。
銀行がリップル社と提携する理由として、40年もの長い間続いている問題だらけの「SWIFTシステム」よりも、遥かに迅速かつ安価な資金転送処理を提供するソリューションである「RippleNet」の必要性です。
「RippleNet(リップルネット)」を一言で述べると、リップル社の提供する国際送金の未来を変えるネットワークシステムのことを指します。
銀行、送金業者、仮想通貨取引所や事業会社を「RippleNet」経由で接続することで、スピーディで低コストな国際送金を可能にします。
このネットワークシステムを開発したのは、現在リップル社のCTO(最高技術責任者)を務めるDavid Schwartz氏で、「RippleNet」のチーフ開発者として知られています。
https://bitdays.jp/
リップル(XRP)を利用すると、瞬時の取引が可能で、低コストで送金することが可能になります。
リップル社のMarcus Treacher氏によると、同社は現在、世界40カ国以上の市場を抱えており、年間20億ドル以上の流入量を誇っています。
ショートスクイーズ
リップル(XRP)は、2018年9月上旬には、30円を割る局面もありました。
しかし、10月1日に世界最大級のカンファレンス「SWELL」を控えるリップル(XRP)は、その後、一時前日比100%を超える暴騰を見せました。
9月21日には、80円台をつけ、大きくチャート上の上髭をつけました。
リップル(XRP)の価格が、9月18日に初動を見せて以来、「乗り遅れまい」とする大量の一般投資家も一気に流れ込みました。
今回のリップル(XRP)の急騰に関しては、ショートスクイズの可能性が指摘されています。
リップル(XRP)は、一時、時価総額でイーサリアムを上回って2位に躍り出ましたが、その後の反落で、再びイーサリアムに抜かれて3位に後退しています。
SWELL
「SWELL」とは、リップル社が主催する国際カンファレンスの名称で、「巨大な波(XRP革命の大きさ)」を意味する用語だとされてます。
世界各国における、政治・経済界、銀行業界、ブロックチェーン業界のリーダーが一堂に介し、「送金の未来」について議論する場となっています。
2017年は、カナダの主要都市「トロント」で、10月16〜18日に開催されました。
「SWELL2017」では、FRB の前議長である ベン・バーナンキ 氏が登壇し、
「XRPのような公的資産は、21世紀の決済問題に極めて需要である。」
と述べています。
今年は、リップル社の本拠地である、アメリカ合衆国のサンフランシスコで、10月1日〜2日にかけて2日間開催されます。
「SWELL 2018」では、米国の元大統領(42代目)ビル・クリントン 氏を招致するほか、リップル社取締役で、米国のオバマ前大統領の下で国家経済顧問を担当した ジーン・スパーリング 氏らが登壇するということもあり、開催前から大きな反響を呼んでいます。
仮想通貨リップルの衝撃
このように、リップル(XRP)は、アルトコインの中でも、人気の高い仮想通貨ですが、最近では、特に注目が高まっています。
ということで、「仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する”価値のインターネット”」という本を読んでみました。
「仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する”価値のインターネット”」には、いかにリップルが素晴らしいか、リップルの目的や仕組み、そして、仮想通貨がどのようなものなのかについて書かれています。
これ一冊で仮想通貨について、すべてを理解することは難しいかもしれませんが、リップルに興味がある人は、読んでみては如何でしょうか。
ただし、これを読んだからと言って、「リップルで儲けることができる」ということはありません。
あくまで、リップル(XRP)の歴史や仕組、将来性について書かれた本です。
リップル(XRP)購入の、ひとつの判断材料として読んでみて下さい。
おわりに
2018年9月21日には、一時80円台をつけたリップル(XRP)ですが、9月23日現在は、64円付近で推移しています。
これからリップル(XRP)の価格は、どのように推移していくのでしょうか。
少し様子をみつつ、チャンスがあったら購入してみようと思っています。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。
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