日経平均株価2万3,000円台を回復!このまま上昇するのか?それとも…

2018年の1月に2万4,000円台を付けた日経平均株価ですが、それ以降、なかなか2万3,000円台すら回復することが出来ない状態が、長らく続いていました。

しかし、2018年の9月半ばから、上昇を始めた日経平均株価は、今年の5月以降、5回目のトライで、ようやく2万3,000円抜けました。

 

2万3,000円の壁

2018年9月19日の日経平均株価は、4日続伸し、前日比251円98銭高の、2万3,672円52銭で引けました。

4日間の上げ幅は、合計で1,067円となり、一時は、2万3,842円まで上昇し、2018年1月23日に付けた年初来高値である、2万4,124円すら視野に入りかけました。

今年の5月以降、4回トライして抜けられなかった「2万3,000円の壁」を、5回目のトライで抜けたことになります。

テクニカル分析で見る限り、今後の日経平均は、2万3,000円台に定着することが期待されています。

貿易戦争 2018

2018年の日経平均の上値を抑えてきたのは、貿易戦争への不安でした。

アメリカのトランプ大統領が仕掛ける、貿易戦争の「落としどころ」がまだ見えませんが、「日本にとってそんな悪い話になるはずがない」との楽観論も一部に出ています。

そして、少なくともそう考える外国人が、日本株を買い、日経平均が上昇する原動力となりました。

日米貿易戦争は、日本が一定の譲歩をすれば、トランプ大統領は、日本に対するケンカ腰をやめると期待されています。

ただし、米中貿易戦争は、エスカレートする一方です。

これ以上エスカレートすると、中国経済だけでなく米国経済にもダメージを及ぼす懸念があります。

そうなると日本にも悪影響が及ぶというのが、これまでの見解でした。

しかし、最近では別の見方も出ています。

米中貿易戦争で日本が「漁夫の利」を得る

という見方です。

つまり、

米中貿易戦争で、中国からの輸入が難しくなる米国は、代替として日本からの輸入を増やす可能性があるります。
また、米国からの輸入が難しくなる中国も、代替として日本からの輸入を増やす可能性もあります。

最近、中国で米国車の販売が不振で、日本車の販売が好調ですが、米中貿易の影響も一部には出ているのではないかと考えられます。

米国の圧力を受けて、EU(欧州連合)や中国は、自動車の輸入関税を引き下げつつあります。

日本はその恩恵を受けて、EUや中国に、低い関税で自動車を輸出できます。

こう考えると、米国が仕掛ける貿易戦争も、ネガティブな面だけでもないと言えます。

この見方が正しいのか、今週開始される日米FFR(通商協議)の成り行きで判断されることになります。

日米貿易戦争がエスカレートしないで済むか、トランプ大統領が考える日米貿易戦争の落としどころが何なのか、注目されます。

中国株が一番弱い状況

「米中貿易戦争」は、今のところエスカレートする一方で「落としどころ」が見えません。

トランプ大統領は、貿易戦争で日本やメキシコに対して、非合理な要求を押し付けているように見えますが、中国に対しては、正当な主張をぶつけているとも言えます。

中国は、GDP(国内総生産)規模で、米国についで世界第2位の大国となりましたが、いまだに貿易も為替も金利も自由化していません。

巨額の経常黒字を稼ぎ続けていながら、自国市場を開放していないのは、きわめてイビツな経済大国と言えます。

アメリカのトランプ政権は、2018年9月24日、「対中制裁関税の第3弾を発動する」と表明しました。

既に第1弾(中国からの輸入品360億ドルに制裁関税)、第2弾(同140億ドルに制裁関税)は、発動済みで、合計500億ドルの輸入品に25%の制裁関税を課しています。

これに対して中国は、同額(米国からの500億ドルの輸入品)に、報復関税をかけました。

トランプ政権は、9月24日の第3弾で、中国からの輸入品2,000億ドルに、今年は10%の追加関税をかけ、それを来年には25%にすると表明しています。

貿易戦争のダメージは中国経済に大きいですが、その一方で、米国経済には、今のところ影響は現れていません。

その違いを反映し、年初来、中国株の下落が大きいものの米国株は好調です。

そして、日本株は、その中間といったところです。

おわりに

最近、米国株だけ上昇が続くことに、やや警戒感があります。

中国株や新興国株が買いにくい中(というか多くの人が含み損を抱えていることでしょう)、米国株だけが上がり続けることに、警戒感を持つ海外マネーが、一部、日本株に流れてきている可能性があります。

米中貿易戦争がエスカレートしなければ、この流れが続く可能性もあります。

そして、ようやく2万3,000円の壁を突破した日経平均株価は、年初来高値の2万4,124円を超えていくことができるのでしょうか?

 

私はというと、とりあえず半年前に2万1,000円台を割り込んだときから購入していた投資信託を、本日、すべて解約しました。

上昇を続けるダウ平均株価が、過度に上がりすぎのような気がします。

そして、日経平均株価も、とりあえず高値圏まで上がってきたので、そろそろ、そこそこの調整が入るような気もしています。

このまま、2万4,000円を超えていった場合には、ちょっとだけ後悔するかもしれませんが、とりあえずは、ずっとマイナスだった新興国株式を含めても、トータルで4%くらいの利益が出ていると思うので、良しとすることにします。

そして、調整で大きく下げたところで、また、買い直そうと思っています。


今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。


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