ムーンショット型研究開発制度 とは? 日本政府が 夢の技術を競わせ開発へ!

ムーンショット」という言葉をご存知でしょうか?

「ムーンショット」という言葉自体は、以前からあった言葉です。

2019年度より日本政府は、およそ100億円の予算を組んで、「日本発の革新的な技術開発を推進するための新制度」を実施します。

その制度の名称が、「ムーンショット型研究開発制度」と命名され、内閣府、文部科学省、経済産業省の、3つの府省合同で実施されることになりました。

「ムーンショット型研究開発制度」とは、どのような制度なのでしょうか?

 

ムーンショット型研究開発制度 とは

政府は来年度から、日本発の革新的な技術開発を推進するため、複数の研究者らに予算を配分し、同じ開発テーマの成果を競わせる新制度を始める方針を固めた。

10~20年後をめどに、高齢化対策や防災など、政府が定めた開発テーマに沿った新技術の実現を目指す。

新制度は、「ムーンショット型研究開発制度」と命名され、内閣、文部科学、経済産業の3府省合同で実施する。

来年度予算の概算要求で内閣、文科両府省が関連予算に約60億円を計上した。

今後、経産省分予算が上乗せされ、要求総額は100億円を超える見通しだ。

引用:読売新聞

「ムーンショット型研究開発制度 」とは、テーマを設定して、そのテーマに関する革新的な開発を競わせるという制度のようです。

開発のテーマは、「人々の関心をひきつける、斬新で野心的な目標」ということです。

テーマ

具体的には、どのようなテーマが設定されるのでしょうか?

例としては、

仮想現実の映像の中で、故人を登場させ、自然な会話ができる技術

台風の洋上の進路を操作して、日本上陸を回避する技術


重症患者を、人工的に体の活動を休止させ、治療態勢が整うまで延命させる技術

などが、紹介されています。

どれも、実現したら人類の役に立ちそうですし、実現可能にも思えます。

ムーンショットとは?

「ムーンショット」とは、困難だが、実現によって、大きなインパクトがもたらされる、壮大な目標・挑戦を意味する言葉です。

近年では、シリコンバレーから広まった、ビジネス用語として注目されています。

「ムーンショット」には、莫大な費用がかかったり、さまざまな障壁もありますが、独創的なアイデアの可能性を信じる、というポジティブな要素を含んでいます。

ムーンショットの由来

なぜ、「ムーンショット」と呼ばれるようになったのでしょうか?

「ムーンショット(Moonshot)」とは、直訳すれば「月へのロケット打ち上げ」という意味になります。

アメリカの第35代大統領「ジョン・F・ケネディ」が、アポロ計画を開始するきっかけとなった、1961年5月25日のアメリカ連邦議会特別両院合同会議で、

我が国は、目標の達成に全力を傾ける。1960年代が終わる前に、月面に人類を着陸させ、無事に地球に帰還させるという目標である。

と語った言葉が、その由来になっています。

優れたムーンショットとは

どんな目標や挑戦でも、「ムーンショット」と呼べるのかのかと言えば、そうではありません。

「ムーンショット」と呼ぶには、少なくとも、3つの要素を満たしている必要があります。

「Harvaed Business Review」の中に、「What a Good Moonshot Is Really For」という記事があります。

その中で、優れたムーンショットには、

・ it inspires … 魅力的かどうか 

・ it is credible … 実現可能性があるかどうか

・ it is imaginative … 斬新かどうか

という、3つの要素があると書かれています。

おわりに

この頃、よくニュースになる、「自動運転車技術」や「空飛ぶタクシー」などは、「ムーンショット」型の技術開発と位置づけてもいいのではないでしょうか。

「ムーンショット」には、多くの費用や時間が必要ですが、政府が予算を組んで、技術開発を競わせることで、今後は、日本でも一層の技術革新が進んで行くことが予想されます。

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今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。


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