かなりの猛暑となった2018年ですが、こう暑いと冷たいアイスが食べたくなりますね。
そんななか、『ガツン、とみかん』の自虐ワードを散りばめたキャッチコピーを使ったプロモーションが話題となっています。
じつは過去最高の売上
「ガリガリ君より売れてないのに20周年」
「売れてませんがジューシーです」
などの自虐キャッチコピーが、話題を集めている『ガツン、とみかん』ですが、販売元の赤城乳業によると、じつは、2018年7月の売上は、前年比40%増で過去最高となっているようです。
以下、Yahooニュースより引用してみます。
■ 売れてないは偽り!?絶好調の『ガツン、とみかん』
今年4月、『ガリガリ君』でおなじみの赤城乳業がみかん味の氷菓にみかん粒を閉じ込めた『ガツン、とみかん』(以下ガツン)の自虐プロモーションを展開すると、SNS上では「ええ、なんでお前さんそんなに弱気なのw」「でも私はガリガリ君よりキミを購入してるよ」「僕は大好きです!少しリッチに行きたい時は必ず買ってます!」など、エールの声が相次いだ。
そこで、自虐プロモの反響と企画経緯について同社に問い合わせたところ、なんと、7月単月は『ガツン、と みかん(マルチ)』(箱入り5本セット)が前年比40%増、過去最高売上になっているという。
「今年は猛暑の影響もあり、この夏のガツン(マルチタイプ)の売上は過去最高となりました。売れてないというプロモーションは嘘になってしまいますね。ガリガリ君より売れてないのは相変わらずですが…」(赤城乳業マーケティング部・中島一輝さん)
今夏の記録的な猛暑はアイス・氷菓業界全体に好影響を与えたと思われるが、猛暑需要を差し引いても“前年比40%増”は驚くべき数字だ。自虐プロモと同時に開設されたガツン公式ツイッターのフォロワー数が、数ヶ月で同社公式ツイッターのフォロワー数とほぼ同数になっていることを見ても、このプロモによる話題作りが売上向上に一役買ったことは間違いない。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/
ガツン、とみかん 自虐プロモのきっかけ
『ガツン、とみかん』の自虐プロモのきっかけは、社長の叱咤激励だったようです。
という社長からブランド担当への叱咤の一言が、今回の自虐プロモのきっかけとなったようです。
ブランド担当からしてみると、『売れてない』という評価は、ショックだったようですが、
と、『ガツン、とみかん』のブランド担当者は語っています。
ガツン20周年CM
今回の『ガツン、とみかん』自虐プロモの注目は、コピーのほかにもあります。
芸人のヒロシさんを起用した、ガツン20周年CMには、“売れてない悲哀”がいい具合に漂っています。
という、『ガツン、とみかん』とヒロシさんの共通点が、起用の理由だったそうですが、なんとなく納得です。
ヒロシさんも、
と言ったとか言わないとか。
20周年マークにもユニークな仕掛けが
20周年マークにもユニークな仕掛けが施されています。
ガツンのキャラクター「ガツン君」と「売れてないのに20周年」のコピーで作られたマークは、どこかいびつな黒い図形で縁取られているます。
目を凝らしてよく見ると、図形は『ガリガリ君』のシルエットになっています。
『ガツン、とみかん』のブランド担当者は、
同じ「ガ」からはじまる青いパッケージの氷菓。
それなのに値段はおよそ倍で、売上はガリガリ君に届いていないのです。
ガツンには常に『ガリガリ君を超えなければいけないという使命』があるということを、マークとしてデザインしました。
と語っています。
おわりに
赤城乳業の広告と言えば、2016年に『ガリガリ君』が、60円から70円に10円値上がりした際に、社員総出のお詫びCMも当時、大きな話題となりましたね。
広告戦略の巧みさは、赤城乳業の強みのひとつになっています。
ガツンとみかんの「公式ツイッター」は、https://twitter.com/gatsunto20 となっています。
『ガツン、とみかん』のブランド担当者は、
少ないアプローチでもお客様の印象に残るように考え、広告やコピーを作っています。
と語っています。
広告戦略やマーケティングの重要性を改めて感じる出来事でした。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。
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