米経済誌フォーブスは、毎年恒例の世界長者番付を発表しました。
2019年版世界長者番付では、米国のインターネット通販大手「アマゾン・ドット・コム」創業者のジェフ・ベゾス氏が、2年連続で首位となりました。
ジェフ・ベゾス氏の保有資産額は、前年から190億ドル(約2兆1,300億円)増えて、1,310億ドル(約14兆6,600億円)でした。
2位は、ビル・ゲイツ氏(965億ドル)、3位は、ウォーレン・バフェット氏(825億ドル)という結果でした。
世界長者番付 2019 ランキング
33回目となる2019年度版の世界長者番付ランキングでは、保有資産額10億ドル以上で番付入りを果たした「ビリオネア」は、2,153人と、昨年の2,208人から若干ですが減少しました。
資産総額も、昨年の9兆1,000億ドルから、8兆7,000億ドルへと減少しています。
この2つが減少に転じたのは、ここ10年で2回目となり、前回は2016年でした。
前年から資産を減らした人の数は、2018年には、わずか360人でしたが、2019年は、994人と過去最多を記録しました。
2019年のビリオネアの、平均資産額は40億ドルで、こちらも、2018年の41億ドルから減少しています。
フォーブスのルイサ・クロール副編集長(富豪担当)は、
「ビリオネアのランキングは、世界の大富豪でさえもが、経済の力と世界市場の流動性には逆らえないことを証明している。だが、強烈な向かい風の中でも、機略に富み容赦のない起業家たちは、富を得る新たな方法を見つけている」
と指摘。
同じく富豪担当副編集長のケリー・A・ドランは、
「今年は、中国勢が多数姿を消したほか、ドルに対するユーロの下落によって欧州勢の資産額のドル換算での価値が低下した」
と解説する。
出典:Yahoo!ニュース
世界長者番付ランキングトップ10
1位
– ジェフ・ベゾス(アメリカ)
– 1,310億ドル
– Amazon最高責任者
2位
– ビル・ゲイツ(アメリカ)
– 965億ドル
– マイクロソフト創業者
3位
– ウォーレン・バフェット(アメリカ)
– 825億ドル
– バークシャー・ハサウェイCEO
4位
– ベルナール・アルノー&ファミリー(フランス)
– 760億ドル
– LVMH(ルイ・ヴィトン)CEO
5位
– カルロス・スリム・ヘル&ファミリー(メキシコ)
– 640億ドル
– 通信産業
6位
– アマンシオ・オルテガ(スペイン)
– 627億ドル
– ZARA(ザラ)創業者
7位
– ラリー・エリソン(アメリカ)
– 625億ドル
– オラクル創設者
8位
– マーク・ザッカーバーグ(アメリカ)
– 623億ドル
– フェイスブック創業者
9位
– マイケル・ブルームバーグ(アメリカ)
– 555億ドル
– ブルームバーグ共同設立者
10位
– ラリー・ペイジ(アメリカ)
– 508億ドル
– Google共同創業者
世界長者番付ランキング 日本人トップ10
41位
– 柳井 正
– 222億ドル
– ファーストリテイリング
43位
– 孫 正義
– 216億ドル
– ソフトバンク
69位
– 滝崎武光
– 163億ドル
– キーエンス
365位
– 高原豪久
– 49億ドル
– ユニ・チャーム
379位
– 三木谷浩史
– 48億ドル
– 楽天
394位
– 森 章
– 47億ドル
– 森トラスト
394位
– 重田康光
– 47億ドル
– 光通信
478位
– 伊藤雅俊
– 41億ドル
– セブン&アイ・ホールディングス
478位
– 永守重信
– 41億ドル
– 日本電産
597位
– 三木正浩
– 36億ドル
– ABCマート
おわりに
世界長者番付 2019 ランキングでは、トップ10人のうち7名が、アメリカの富豪で占められています。
ドル換算での価値のため、為替レートの影響もありますが、現時点においては、まだ、アメリカが世界一の大国の座を、維持していると言って差し支えないでしょう。
2019年版の「フォーブス世界長者番付」のフルリストは、
www.forbes.com/billionaires
で公開されています。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。
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