アメリカの大手ECサイトのAmazonが、全世界的に Apple 製品の直販を行う、正規販売代理店契約を締結したことが明らかとなりました。
これまでもAmazon では、Macbook などの PC や、Beats のヘッドホンなどのアップル製品は、販売されていました。
また、マーケットプレイスなどの非正規業者を通じては、iPhoneなども販売されていました。
販売対象商品
今回の正規販売代理店契約で、Amazon が直接販売するApple製品は、新型 iPad Pro や iPhone XR、Apple Watch Series 4といった純正の最新デバイスや、ヘッドフォンなどBeatsブランド製品も対象になるとのことです。
Amazon.com では、「Apple Authorized Reseller」ページが公開され、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XS Max、Mac、iPad、Apple Watch、Apple TV、Beats by Dr. Dreなどが販売開始されています。
両社の契約には、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、インドのほか、日本も含まれており、今後、数週間のうちに Amazon.co.jpでの、直販が開始されると伝えられています。
今回の契約は、年末年始の商戦期であるホリデーシーズンに先駆けたもので、Apple にとってデバイスの販売を加速する弾みになるかもしれません。
ただし、Amazon では販売されない Apple 製品もあります。
「Amazon Echo」シリーズと競合する Apple のスマートスピーカー「HomePod」は、今回の契約に含まれていないとのことです。
「Amazon Echo」の競合製品である「Google Home」もアマゾン直販としては扱われていないため、ここは予想通りといえます。
とはいえ、アマゾンの広報は、
とコメントしており、将来的に「HomePod」を扱う可能性に、含みも持たせています。
Amazonとしては、「Google Home」ほど「Amazon Echo」の脅威とはならないという思惑もあるかもしれません。
非正規業者(マーケットプレイス)
従来も、Apple 製品はAmazonで購入できましたが、多くはマーケットプレイスなどの非正規業者を通じて販売されていました。
しかし、今回の正規販売代理店契約により、新品および中古の Apple 製品を扱う非正規業者は、2019年1月4日以降はAmazon で販売できなくなるとのことです。
Apple の正規代理店のみが、Apple 製品の販売を行えるようになるため、マーケットプレイスの業者と商品が一斉に姿を消すことになりそうです。
これにより、人気機種の高額転売もできなります。
おわりに
世界時価総額ランキング、1位と2位の Apple と Amazon.com による販売契約によって、3位と4位のMicrosoft や Google (Alphabet)とのシェア争いは、今後どうなっていくのでしょうか?
今後、これらの4社が、今後ますます巨大化して、発展していくのでしょうか。
私たちの生活が便利になるのは嬉しいことです。
もちろん、私もMicrosoft以外は、よく利用しています。
ただ、一部の巨大企業が力を持ちすぎるというのも、ちょっと怖い気がするのは、私だけでしょうか?
今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。
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